お口が適切に
機能していないかもしれません

加齢だけでなく、病気や障害など様々な理由により、口腔の機能が複合的に低下していることがあります。
当院では、口腔機能の低下があるかどうか専門の機器等を使って調べ、その後個別の管理計画をたて対応しています。
このような場合は、
口腔機能が低下・不全の状態かもしれません
- 硬いものが食べにくくなった
- 食べこぼしをするようになった
- 口の中が渇くようになった
- 食後、口の中に食べ物が残るようになった
- 汁物を飲むときに時々むせるようになった
- うちの子はいつも口が開いたままだ
- 薬が飲みにくくなった
- ほかの子より食事に時間がかかる
- 滑舌が悪くなった
- 食事をするのに時間がかかるようになった
口腔機能の役割
口腔機能は捕食(食べ物を口に取り込むこと)・咀嚼・食塊の形成と移送・嚥下・構音・味覚・触覚・唾液の分泌などに関わり、人が社会の中で健康な生活を営むための必要な基本的機能です。
口腔は食事や会話、容姿といった人と人との繋がりや言語、非言語的コミュニケーションに欠かすことができない重要な役割を担っています。
これらの機能が正常に役割を果たしていない状態だと、口腔機能の低下や不全が考えられます。
口腔機能低下症

ご高齢の方に多いのが、「口腔機能低下症」です。
歯の具合いが悪くて柔らかいものばかり食べていると、噛む力が低下し、ますます口の力が弱くなります。また食欲も低下し、しっかり身体を動かし支える筋肉量も減っていきます。
当院では、噛むことや飲み込む機能の低下に、早めに対応するための検査ができます。
心身の機能にも影響する口腔機能の低下(オーラルフレイル)
フレイルとは、様々な要因で筋力や心身の活力が低下することです。主に健康な状態と要介護の狭間に生じます。そして、近年シニア医療の分野で大きな問題となっているのが、その前段階で歯や口の働きが衰える「オーラルフレイル」と呼ばれる現象です。
オーラルフレイルによって、お口の機能が低下したり、食事メニューが偏ったりすると、要介護のリスクが高まると言われています。オーラルフレイルの予防や改善には、定期的に歯科医院でクリーニングやメインテナンスを受けていただくことが重要です。
オーラルフレイル予防のために
大切な3つのこと
-
01
かかりつけの歯科医を
持ちましょう! -
02
口の「ささいな衰え」に
気を付けましょう! -
03
バランスのとれた食事を
摂りましょう!
口腔機能発達不全症

お子さまの場合、「口腔機能発達不全症」が多いです。
例えば「口がいつも開いている」「食事に時間がかかる、または早食い」など、食べる機能・話す機能等に関係があることで心配のある方は。ご相談ください。
口の筋肉をしっかり動かすことを身につけるサポートをします。